【コラム】子供の成長段階に合わせた指導方針に学ぶ!
こんにちは、コーディネーターのNです
今週は富士山の初冠雪の便りも入り、寒暖差も激しくなり、すっかり秋めいている今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
スポーツの秋ということで、我が子が習っている陸上競技も、たくさんの大会が開催されています。
うちの子供が所属しているのは、『高崎Winds』という高崎市陸上競技協会が運営している陸上クラブで、高崎市内の小学生が250名ほど所属して練習を重ねています。
うちの所属クラブは、短距離やリレーにおいては全国大会に出場するなど結果を出しているのですが、長距離競技はいつも他の陸上クラブに残念ながら負けています。
それには『高崎Winds』の明確な指導方針による理由(わけ)があります。
長距離走は練習で走れば走るだけ早くなることが分かっています。しかし、体が出来上がっていない小学生に長距離走の記録を目標にたくさん走らせると、ケガや故障につながり長期的にみると良くないらしいのです。実際に他の陸上クラブに入っている子が疲労骨折したという話も耳にします。
うちの所属クラブの指導方針は「小学生長距離・持久走についてのガイドライン」・「競技者育成指針」に沿った指導を中心としていて、その方針はブレることがありません。
長距離走を選んでいるチビッコ選手にも勝ちたいという強い思いもあることでしょう。他の陸上クラブではたくさん走って大会でも入賞している選手もいるわけです。そんな中でうちの所属クラブだけ練習を制限するのには、指導者の強い意志が必要です。
将来的に陸上で活躍できる人材を育てる。
そのためには、基礎をしっかりと学び、今は勝てなくても仕方がない。
『高崎Winds』に入っている子供の保護者たちは、コーチ陣のその考え方に賛同・信頼して子供たちを預け、日々の成長を楽しみにしています。
子供達の成長段階に合わせた練習量・負荷のかけ方というのは、社会人の仕事の進め方とも通じるものがあると思います。
若手育成も仕事の1つとなってきた私達の立場から考察すると、若者が社会人として一番成長できるような指導ができるように心掛けていきたいものです。