【コラム】段取り八分《私の段取り術》
2016.10.25私も新人の頃は、その日のうちに片付けられるような、簡単な仕事ばかりを与えられ
淡々と仕事をこなしていましたが、そのような時期も1~2年で終わり、
次第に時間のかかる複雑な仕事が与えられるようになると、急にミスや見落としが増えてしまいました。
そのようなときには必ずと言っていいほど、
先輩から「段取りが悪すぎるから失敗するんだよ!」と注意をうけました。
真摯に受け止めていなかった若い頃の自分を思い出します。
やがて私も、諸先輩・同僚からのアドバイスを受入れる事ができるようになり、
失敗を重ねながら私なりの段取り術を身につけ、仕事が出来るようになってきた当時を思い出します。
その中で自分なりの段取りを組むときに心がけていることがあるので紹介します。
それは、「終わり(仕事の目標達成度)を思い描く事」です。
私はよく事務所の椅子に深く腰をかけ・頭の後ろに両手を組んで目を閉じ、
目標達成に向けいろいろな状況(場面)を想像します。・・・(仕事の組み立て)
特に失敗した場合を考えて、次の手をどのように展開するか最低でも2パターンは想像するようにしています。
この方法を使うと、突発的なアクシデントが発生してもあらかじめ想像したことに近い問題であることが多く
比較的スムーズに解決し、仕事が足止め状態にならず大事には至らずに済んでおります。
世間一般に「段取り八分・仕事二分」が仕事術の王道といわれます。
皆様も色々な段取り術をお持ちと思いますが、
私の段取り術を簡単な言葉でまとめると(想像と仮説)ではないかと思います。
私の段取り術、少しでも、参考にしていただければ幸いです。
M・T