【コラム】お彼岸
2016.09.239月25日が彼岸明けということで、今週はお墓参りなど出かけられた方も多い事でしょう。
私も家族と当たり前のように先祖供養に出かけています。
このコラムをきっかけにお彼岸について少しでも知っておこうと思い調べてみました。
彼岸には「春分の日」の春彼岸と「秋分の日」の秋彼岸があり、それぞれを中日として前後3日間を合わせて7日間を『お彼岸』と呼びます。
まず、お彼岸は日本だけの行事という事に驚きました。
仏教の行事としてとらえていたので他の仏教国などでも先祖供養のタイミングとして
この時期に行われているものと思いきや日本独自の行事との事。
日本では神を祀る神道と合わせて仏教文化が根付いてきた国です。
お彼岸は『日願』でもある為、太陽の神を信仰する神道と
結びついたと言われているそうです。
また、春の種まき、秋の収穫など自然に対する感謝の気持ちや豊作を願う祈りなどが発展して御先祖に感謝する気持ちにつながって『お彼岸』は大切な行事となっていったようです。
このような普段何気ない生活の中にある我々の文化やしきたりの成り立ちなどを
改めて調べて理解を深めてみると、私たちが後世に伝えていくべき日本文化の
面白くもあり大切なところなのかなと思います。
春にはぼたもち・秋にはおはぎ・・・をお供えします。
おはぎとぼたもちは同じものですが、ぼたもちは春の牡丹の季節に食べ、おはぎは秋の
萩の季節に食べる事に由来しているそうです。
最後に祝日法による解釈も載せておきます
『春分の日』・・・自然をたたえ、生物をいつくしむ日
『秋分の日』・・・祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ日
意識してこの日を迎えてみると少し過ごし方も変わるかも知れませんね。
I・N